現代語訳

・「ミクマノ(御熊野)で山火事が起きた際、イサナミはこれを止めようとした
 ・そこで向い火を放って除こうと火の神のカグツチ※を生みだした
 ・イサナミカグツチの炎に焼かれて死んでしまったが、死の間際に埴神のハニヤス※、水神のミツハメ※を生んだ」

※説話の流れから、往々にしてソサノヲが火を放ったと推察される

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用語解説

・カグツチ:ミクマノで火災が起こった際にイサナミが生んだ火の神
・ハニヤス:イサナミが死の間際に生んだ土の神
・ミツハメ:イサナミが死の間際に生んだ水の神

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原文(漢字読み下し)

・御隈野(みくまの)の みやま木(き)焼(や)く
・除(のそ)かんと 生(う)む火(ほ)の神(かみ)の
・カグツチに 焼(や)かれてまさに
・終(おわ)る間(ま)に 生(う)む土(つち)の神(かみ)
・ハニヤスと 水(みつ)ミツハメぞ

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります