ホツマツタヱ7文 遺し文 清汚を立つ文:ソサノヲによるハナコの事故死【9】
現代語訳
・一方、ソサノヲは怒りに身を任せて悪事の数々を働いた
・まず、ノシロ※(罵)、シキマキ※(頻捲き)、アオハナチ※(穢汚放ち)をした
・また、新嘗祭のカンミハ(神御衣)を織るヰンハトノ(斎衣殿)を穢した
・ハナコはソサノヲを注意すると、斎衣殿に籠って扉を閉ざした
・しかし、ソサノヲは注意されたことに激怒し、フチコマ※を屋根に向かって投げ入れた
・ハナコは驚愕して杼(ヒ)によって事故死してしまった(杼に破れとある)
・ハナコの死に悲しんだアマテルは、激怒してソサノヲの反抗心を正す歌を詠んだ
・『天が下 和して恵る 日月こそ 晴れて明るき 民の父母なり』
・(天下は調和して恵みを得るものだ、従って日月あってこその民の父母なのだ)
用語解説
・ノシロ:興奮して勇み叫ぶ様を指す
・シキマキ:暴れ、荒れ狂う様を指す(ホツマツタヱでは田を破壊するような描写は見られない)
・アオハナチ:穢れた気を放つ様を指す
・フチコマ:斑模様の馬(もしくは、太って立派な馬)
原文(漢字読み下し)
・ソサノヲ仕業(しわさ)
・あちきなく 罵(のしろ)・頻捲(しきま)き
・穢汚(あお)放(はな)ち 祈(いの)らす御衣(みそ)の
・新嘗(にいなめ)の 神御衣(かんみは)織(お)れは
・殿(との)穢(けか)す
・これ正(たた)されて
・ソサノヲが 一人(ひとり)被(かふむ)る
・斎衣殿(ゐんはとの) 閉(と)つれは怒(いか)る
・太駒(ふちこま)を 甍(ゐらか)穿(うか)ちて
・投(な)け入(い)るる
・ハナコ驚(おとろ)き
・杼(ひ)に破(やふ)れ 神(かみ)更(さ)りますと
・泣(な)く声(こえ)に 君(きみ)怒(いか)りまし
・ソサノヲに 汝(なんち)汚(きた)なく
・地(くに)望(のそ)む 道(みち)なす歌(うた)に
・天(あめ)か下(した) 和(やわ)して恵(めく)る
・日月(ひつき)こそ 晴(は)れて明(あか)るき
・民(たみ)の父母(たら)なり
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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