ホツマツタヱ5文 ワカの枕詞の文:ハナキネと隈の宮【3】
現代語訳
・「二尊はソサ(紀州)に来て宮を造り、そこで静かに過ごした
・また、キシヰ国(紀州)にもタチバナ※を植え、トコヨサト(トコヨ里)とした
・このとき、かつて捨てたヒルコ※が再び召された(二尊の子として復帰した)
・イサナミは木の下で歌を教えていた時に産んだ子をハナキネ※と名付けた
・ハナキネは性格が荒く、騒ぎ雄叫ぶなど大変なものだった
・イサナミは、ハナキネは我が身に宿った世の隈(穢れ)が原因であると考えて責任を感じた
・そこで諸民に悪影響を及ぼさないよう、我が身に世の隈を受けた(クマノ宮を建てた)」
用語解説
・タチバナ:クニトコタチの時代を象徴する木であり、ヒタカミ国のシンボルとされる
・ヒルコ:イサナギとイサナミの第一子であり、『記紀』でいうヒルコに当たる
・ハナキネ:イサナギとイサナミの子のソサノオの別名であり、『記紀』でいうスサノオに当たる
原文(漢字読み下し)
・ソサに来(き)りて
・宮造(みやつ)り 静(しつ)かに居(ゐ)ます
・キシヰ国(くに) 橘(たちはな)植(う)ゑて
・トコヨ里(さと) 先(さき)に捨(す)てたる
・ヒルコ姫(ひめ) 再(ふたた)ひ召(め)され
・木(はな)の下(もと) 歌(うた)を教(をし)ゑて
・子(こ)お生(う)めは 名(な)もハナキネの
・人態(ひとなり)は 騒(いさ)ちお猛(たけ)ひ
・頻捲(しきま)きや
・世(よ)の隈(くま) 成(な)せは
・母(はは)の身(み)に 捨(す)て所(ところ)無(な)き
・世(よ)の隈(くま)を 我(わ)か身(み)に受(う)けて
・諸民(もろたみ)の 欠(か)けを償(つくな)ふ
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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