ホツマツタヱ30文 天君 都鳥の文:災害の記録(モノヌシとナカトミ)【6】
現代語訳
・(神武)3年(上鈴60年)、五月雨が40日降り続いた
・これによって疫病が流行り、稲はミモチになった
・これを君に告げれば、アメタネコとクシミカタマをヤスカワに派遣して、そこの仮屋で祈らせた
・このとき、疫病の平癒と稲の痛み去るを祈ってナオリノハラヒ※を行えば、疫病も稲も治った
・これ故、タケヒトが詔した
・「ワニヒコ(クシミカタマ)の上祖のクシヒコは、諌め入る直きによってヤマトカミの名を賜った
・そこでミヨワ(クシヒコ・コモリ・ワニヒコ)の直きの功を讃え、"ナオリモノヌシカミ"の名を与えよう
・タネコの上祖のワカヒコも、直きカカミノコトを継ぐ功を讃え、"ナオリナカトミカミ"の名を与えよう
・双方ともにこれを継ぐべし」
用語解説
・ナオリノハラヒ:稲の穢病(ミモチ)を治す祓いのこと
原文(漢字読み下し)
・三年(みほ)の五月雨(さみたれ)
・四十日(よそか)降(ふ)り 疫病(ゑやみ)はやりて
・稲(いね)みもち 君(きみ)に告(つ)くれは
・アメタネコ クシミカタマと
・安河(やすかわ)の 仮屋(かりや)に祈(いの)り
・時(とき)疫病(ゑやみ) 直(なお)ると稲(いね)の
・痛(いた)み更(さ)る 直(なお)りの祓(はらひ)
・行(ゆ)えは 疫病(ゑやみ)も直(なお)り
・稲(いね)直(なお)る
・故(ゆえ)御言宣(みことのり)
・ワニヒコか 上祖(みをや)クシヒコ
・諌(いさ)め入(い)る 直(なお)きに賜(たま)ふ
・ヤマト神(かみ) 三代還(みよわ)の直(なお)き
・功(いさおし)に 直(なお)りモノヌシ
・守(かみ)賜(たま)ふ タネコも上祖(みをや)
・ワカヒコか 直(なお)き明暗見(かかみ)の
・殊(こと)継(つ)けは 直(なお)り中臣(なかとみ)
・守(かみ)賜(たま)ふ 共(とも)に継(つ)くへし
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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