ホツマツタヱ3文 一姫三男生む殿の文:二尊の五子【1】
現代語訳
【一姫三男生む殿の文(ひひめみをうむとののあや)】
・タカマ(中央政府)で政を司る際、諸守(モロカミ)を集めて会議を行った
・その際、ツワモノヌシ※が「二尊(イサナギ・イサナミ)は一姫三男を生んだが、産殿が5つあるのは何故か?」と問うた
・すると、カナサキ※がそれに答えた
・「昔、二尊はツクバのイサ宮において互いの身体の様子を問うた
・女尊(イサナミ)は身体に足りない部分があり、そこが没している(陥没)と言った
・男尊(イサナギ)は身体に余っている部分があると言った
・そこで、お互いの示した部分を合せて御子を生もうと交ぐ合い、陽陰の混合によって子を成した」
用語解説
・ツワモノヌシ:五代目タカミムスビのトヨケ(豊受大神に当たる)の子で、兵主神として祀られていると推定される
・カナサキ:いわゆる住吉神であり、アマテルの后の一人であるハヤアキツヒメの父に当たる
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原文(漢字読み下し)
【一姫三男(ひひめみを)生(う)む殿(との)の文(あや)】
・諸守(もろかみ)の タカマに政(まつり)
・議(はか)る後(のち) ツハモノヌシが
・二尊(ふたかみ)の 一姫三男(ひひめみを)生(う)む
・殿(との)五(ゐつ)つ 問(と)えばカナサキ
・答(こた)ふるに
・昔(むかし)二尊(ふたかみ)
・筑波(つくは)にて 身周(みめく)り問(と)えば
・女尊(めかみ)には 生(な)り成(な)り足(た)らぬ
・陰没(めもと)あり 男尊(をかみ)の成(な)りて
・余(あま)るもの 合(あ)せて御子(みこ)を
・生(う)まんとて 陽陰(みと)の交(ま)く合(は)ひ
・なして子(こ)を 孕(はら)みて生(う)める
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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