ホツマツタヱ9文 八雲討ち 琴つくる文:害虫駆除のまじない【13】
現代語訳
・オホナムチが一人で国を巡っている時のこと、民が獣肉を食したことから稲を枯らすホオムシ※が発生した
・これを聞いたオホナムチはヤスカワのヒルコの元に急いで向った
・オホナムチはヤスカワのシタテルヒメ(ヒルコ)に教え草(害虫駆除のまじない)を習って帰った
・そして、ホオムシをヲシクサ(押草)で扇ぐと、ホオムシは彼方に去って行った
・この効果に感銘を受けたオホナムチは、娘のタカコに習わせるべくヒルコの元に奉った
・また、アマクニタマの娘のオクラヒメもヒルコの元に奉じられた
・以後、シタテルヒメ(ヒルコ)は二人を召して、八雲打ちを教えて楽しんだという
※同様の説話が『古語拾遺』にも記される
用語解説
・ホオムシ:作物を食い荒らす害虫で、イナゴの類と推定される(一部の地域ではカメムシを指す)
原文(漢字読み下し)
・オホナムチ 一人(ひとり)恵(めく)りて
・民(たみ)の糧(かて) 獣肉(けしし)許(ゆる)せは
・肥(こ)ゑ募(つの)り 皆(みな)早枯(はやか)れす
・稲蝕虫(そはほむし) クシキネ馳(は)せて
・これを問(と)ふ
・シタテル姫(ひめ)の
・教(をし)え草(くさ) 習(なら)い帰(かえ)りて
・押草(をしくさ)に 扇(あふ)けは蝕(ほを)の
・虫去(むしさ)りて やはり若(わか)やき
・実(みの)る故(ゆえ) 娘(むすめ)タカコを
・奉(たてまつ)る
・アマクニタマの
・オクラ姫(ひめ) これも捧(ささ)けて
・仕(つか)えしむ シタテル姫(ひめ)は
・二青侍(ふたあおめ) 召(め)して楽(たの)しむ
・八雲打(やくもう)ち
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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