現代語訳

オホナムチは、息子のクシヒコオオモノヌシの代行とするコトシロヌシ※として御上に仕えさせた
・自らはイヅモに残って民を教育し、結果として123,682俵のヒモロケ(食糧)を数えるほどに豊かにした
 ・また、種袋と槌を以って御宝(民)を育み、飢えの対策に倉を建てて、それを満たすように糧を蓄えた
 ・これにより、雨・風・日照りが起きても十分対応できるようになり、民が飢える心配が無くなった

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用語解説

・コトシロヌシ:オオモノヌシの業務を代行・補佐する役職を指す(役職名)

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原文(漢字読み下し)

・オホナムチには
・クシヒコを オオモノヌシの
・代(かわ)りとて コトシロヌシと
・仕(つか)ゑしめ 己(おの)はイヅモに
・教(をし)ゆるに 一二三六百八十(ひふみむもやそ)
・二俵(ふたわら)の ヒモロケ数(かそ)え

・種袋(たねふくろ) 槌(つち)は培(つちか)ふ
・御宝(をんたから) 飢(う)ゑ治(た)す糧(かて)も
・倉(くら)に満(み)つ 雨(あめ)・風(かせ)・日照(ひて)り
・実(み)らねと アタタラ配(くは)り
・飢(う)えさせす

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現代語訳文の目的・留意点

・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります