ミカサフミ9文 年内になす事の文:タのヲシテの形【4】
現代語訳
・(二人は続けた)
・「3陽を集め収めるのが"タ"の元神であり、"メ"の元神は西北に住む水の神である
・4月は4陰の4陽を招き、稲苗を青づかせて夏を告げる
・また、中綿を抜いて月末にアオヒカツラノメヲマツリ(賀茂の葵祭)を催行する
・葵の双葉の上に露を結ぶのがサツユツキ、これはカツミノツユである
・祭ではノリクラヘ(競馬)をし、そこで乗る馬は5尺5寸(約1.67m)のツツタチである
・また、メヲノホキとにはヰハタオヒ(岩田帯)を締めて茅巻を以ってメモトカミを祀る
・"ト"の元神は南に座すメヤワカミ(1陰を和す神)で、3陽を地に行き渡らせ冷気の通りを阻む
・5月の中頃(夏至)に1陰を地に伏せば、五月雨が降る、なれば万の青葉の風が薫る(カゼカホル)
・この風を宮(身体)に受ければ永らえり、1陰は地中に浸透するも地表は熱くなる
・6月末は一層 乾くため、桃に繁りを祀る(桃祭)
・その際、茅の輪を抜けてイソラを祓うのが6月である」
用語解説
原文(漢字読み下し)
・三(め)つ足(た)り収(おさ)む
・タ元神(もとかめ)
・メは西北(つね)に住(す)む
・水(みつ)の神(かみ) 四月(うつき)は大陰(うめ)の
・陽(を)お招(まね)く 稲苗(さなゑ)青(あお)みて
・夏(なつ)お告(つ)く 中綿(なかわた)抜(ぬ)きて
・月末(つきすえ)は 葵桂(あおひかつら)の
・夫婦祭(めをまつり)
・双葉(ふたは)に上(のほ)る
・皐露月(さつゆつき) かつみの露(つゆ)や
・乗(の)り競(くら)へ 五五(ゐゐ)のツツタチ
・女男(めを)の祝(ほき) ヰワタ茅巻(ちまき)や
・メ元神(もとかみ)
・トは南(さ)に坐(ゐま)す
・陰和神(めやわかみ) 三(み)つの光(ひかり)の
・地(は)に徹(とほ)り 冷(ひ)の道(めち)限(かき)る
・五月(さつき)中(なか) 一陰(ひとめ)伏(ふ)し置(お)き
・五月雨(さみた)るる 万(よろ)の青葉(あおは)の
・風(かせ)薫(かほ)る 宮(みや)に受(う)くれは
・永(なか)らゑり 陰(め)は地(はに)に充(み)てと
・上熱(うゑあつ)く
・六月(みなつき)末(つきすえ)は
・いよ乾(かわ)き 桃(もも)に繁纏(ちまつ)る
・茅(ち)の輪(わ)抜(ぬ)け ヰソラお祓(はら)ふ
・六月(みなつき)や
現代語訳文の目的・留意点
・この現代語訳は、内容の理解を目的としています
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
・原文を現代語で理解できるようにするために、原文を現代語に訳して箇条書きで表記しています
・原文や用語の意味などについては「ほつまつたゑ 解読ガイド」をベースにしています
・原文に沿った翻訳を心がけていますが、他の訳文と異なる場合があります(現代語訳の一つと思ってください)
・文献独自の概念に関してはカタカナで表記し、その意味を()か用語解説にて説明しています
・()で囲んだ神名は、その神の別名とされるものです
・()で囲んだ文章は原文には無いものですが、内容を理解し易いように敢えて書き加えています
・人物名や固有名詞、重要な名詞については太字で表記しています
・類似する神名を区別するため、一部の神名を色分けして表記しています
・サブタイトルについては独自に名付けたものであり、原文には無いものです
・原文は訳文との比較の為に載せています(なお、原文には漢字はありません)
・予告なく内容を更新する場合があります
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