ホツマツタヱ・ミカサフミ 現代語訳
ヲシテ文献の『ホツマツタヱ』『ミカサフミ』の現代語訳文を紹介しているブログサイトです。その他にも解説・考察・フィールドワークによる研究成果などを掲載しています。
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5月 2016
ヲシテ文献の読み方(内容について)
ヲシテ文献の読み方(内容について)
2016/05/31
ヲシテ文献の現代語訳を終えた上で、 ヲシテ文献の主要な内容と読み方(楽しみ方) を紹介しておきたいと思います。 ヲシテ文献に記される内容 ヲシテ文献の 内容 を ざっくりとまとめると以下のようになります。 ・ 神代から景行朝までの皇国の歴史(いわゆる「日本神…
補足・解説
ミカサフミ 散逸文:代嗣文 イキスの文【8】
ミカサフミ 散逸文:代嗣文 イキスの文【8】
2016/05/29
現代語訳 【代嗣文 イキスの文(よつきふみ いきすのあや)】 ・25鈴100枝28穂 ・ホツマ国のカシマの宮の代嗣には、 ツハヤムスビ の孫である ココトムスビ※ の若子の アマノコヤネ※ が据えられた ・ アマノコヤネ は成人してから アメノミチ※ を得た ・…
ミカサフミ
ミカサフミ逸文
ミカサフミ 散逸文:カシマ立ち ヒナフリの文【7】
ミカサフミ 散逸文:カシマ立ち ヒナフリの文【7】
2016/05/29
現代語訳 【カシマ立ち ヒナフリの文(かしまたち ひなふりのあや)】 ・九重の玉垣を以って築いたウチツノミヤに比べ越し、アメノウタエ(中央政府の治め)はカフノト(代の殿)が執った ・カシマを直すのは(代の殿のタカギの)子の オモヰカネ※ であり、守謀りを以って使者を選…
ヒルコ
ミカサフミ
ミカサフミ逸文
ミカサフミ 散逸文:タケミカツチについて【6】
ミカサフミ 散逸文:タケミカツチについて【6】
2016/05/29
現代語訳 ・(万君も一人の命に)変わり無ければ、年老いてからの楽しみもある ・ココナシ(菊)が枯れる如く芳しく万歳を経れば、枯れる時の菊の如く香るのである ・(時に ミカツチ※ は言った) ・「 ヒメ※ よ、汝の夫の身の丈はどのくらいだ?」 ・ ヒメ は答えて言っ…
ミカサフミ
ミカサフミ逸文
ミカサフミ 散逸文:オオナムチとスクナヒコナ(牛肉を食べた民と祟り)【5】
ミカサフミ 散逸文:オオナムチとスクナヒコナ(牛肉を食べた民と祟り)【5】
2016/05/29
現代語訳 ・ ヲヲナムチ※ 、 スクナヒコナ※ も共々に国を巡り恵んだ ・その最中、食糧の尽いた民に牛肉を食べることを許せば、その田にイナムシが発生し、民は嘆き苦しんだ ・これを聞いた ヲヲナムチ はアメヤスカワの ワカヒルメ※(ヒルコ※) に対策を問うと、答えにヲシ…
オホナムチ
ヒルコ
ミカサフミ
ミカサフミ逸文
ミカサフミ 散逸文:アマテルと后たち【4】
ミカサフミ 散逸文:アマテルと后たち【4】
2016/05/29
現代語訳 ・(アマテルの) タラチネ尊(両親=二尊) は、ただ一つの身体にイモヲセカミ(妹背神)の霊を生んで地に降ろした ・また、ネノクニの 姉姫(モチコ※) と 妹(ハヤコ※) を娶ったが、後にサスラとなった ・また、タカマノハラ(ヒタカミ地区)の トヨハタヒメ(…
アマテル
セオリツヒメ
ミカサフミ
ミカサフミ逸文
ミカサフミ 散逸文:オオヒルメ、アマテラス、クニウトノアマテルカミの由来【3】
ミカサフミ 散逸文:オオヒルメ、アマテラス、クニウトノアマテルカミの由来【3】
2016/05/29
現代語訳 ・ ワカヒト(アマテル※) が深く実心を尽くせば、その真心が天や60万6000の オヲヒルメ(太陽霊) の支持を悉く得た ・故に皇となってヨヨノマツリ(万の政)を知らしめる ・(日の)クシタエが通ることから日の位を得て、 ヒルメ(日霊) と共に アマテラス(…
アマテル
ミカサフミ
ミカサフミ逸文
ミカサフミ 散逸文:アマテルはヒタカミで育てられる【2】
ミカサフミ 散逸文:アマテルはヒタカミで育てられる【2】
2016/05/29
現代語訳 ・( アマテル※ の誕生の時) ホツマキミ(トヨケ※) の葛城山の八千座の禊も満ちていた(葛城山での8千回の禊を満了) ・そして、桂木の出車を成して迎えようとハラミ山下(富士山麓)に訪ね寄った ・ タラチネ(二尊) は夢から目覚めた暁に 太君(トヨケ) とま…
アマテル
トヨケ
ミカサフミ
ミカサフミ逸文
ミカサフミ 散逸文:アマテルの誕生【1】
ミカサフミ 散逸文:アマテルの誕生【1】
2016/05/29
現代語訳 【散逸文】 ・ツキシホ(月経)が治まった三日月(三昼夜)の後、ヒマチ(日の出を待つこと)のために身を清めた ・そして、互いに笑んで若日に向かい、座って日の出を待ち望んだ ・すると、天の初日の御影が差し、二尊が思いを計らなくても光を抱く良い心地に包まれた …
アマテル
ミカサフミ
ミカサフミ逸文
ミカサフミ 神代和字:カナアヤの鋳造(ヒルコがワカヒルメになる)【5】
ミカサフミ 神代和字:カナアヤの鋳造(ヒルコがワカヒルメになる)【5】
2016/05/29
現代語訳 ・時に アマテル は詔した ・「昔、二尊はアワウタを日毎に歌い、それは八百万日に行き至った ・この末に私がこれを受け継いで、手を結んで( タミメ※ )朝が来るたびに歌っている ・幾年経つが、いまだに欠かさず このオシテ(法)は続いている ・また、 …
ヒルコ
ミカサフミ
ミカサフミ和字
ミカサフミ 神代和字:アワウタの理【4】
ミカサフミ 神代和字:アワウタの理【4】
2016/05/29
現代語訳 ・基の音の "アム(編む)" と "ヤワシ(和し)" のツクハネ(陽陰の源)を結び現したのは アメミヲヤ※ である ・今は二尊も これに擬えて ツクバノカミ と称えられている ・その時、西に侍る ヒルコ宮(ヒルコ※) と…
ヒルコ
ミカサフミ
ミカサフミ和字
ミカサフミ 神代和字:船と大和言葉の起源【3】
ミカサフミ 神代和字:船と大和言葉の起源【3】
2016/05/29
現代語訳 ・イカダとカモ(船)の発祥より、ヤマトコトバ(付く音を表す言葉)の道は開かれた ・(次に)立つナカツボ(主要な7音)のチマタ(分岐)から、テニオハ(助詞)が導かれた ・そして、言葉遣いも この歌の中の7音を基にして、人のムツネ(6端)に配り、当てなぞらう …
ミカサフミ
ミカサフミ和字
ミカサフミ 神代和字:音声道について【2】
ミカサフミ 神代和字:音声道について【2】
2016/05/29
現代語訳 ・これ故に二尊を思う ネコエミチ※ は成る ・オノコロシマのナカハシラを回る男尊が、唇を開けば "ア" の音より延べ続く ・故に御歌を編めば『あなにゑや』となるのであり、継いで付け足されれば口を塞ぎ、吹く息は蒸れて燻す "ウ…
ミカサフミ
ミカサフミ和字
ミカサフミ 神代和字:人体の生成と神の働き【1】
ミカサフミ 神代和字:人体の生成と神の働き【1】
2016/05/29
現代語訳 【神代和字(かみよやまとな)】 ・(天元の八尊は)八百万が生まれてから寿命を授ける ・次の尊は アイフヘモヲスシの八神 の当てて守り、ネコヱ(内と外)を授けるのが アナミカミ※ である ・その末に ミソフノヒコカミ※ の見目・見形(容姿)を当てて守る …
ミカサフミ
ミカサフミ和字
ミカサフミ9文 年内になす事の文:カのヲシテの形【7】
ミカサフミ9文 年内になす事の文:カのヲシテの形【7】
2016/05/29
現代語訳 ・(二人は続けた) ・「形がアカルキ(分る器)なのが "カ"の元神 である ・また、 "ミ"の元神 は東南に住み、それが招く大陰は強く陽気は退く ・故に初時雨が降る頃には次第に陰は地に充ちて、その中頃には陽の…
ミカサフミ
ミカサフミ9文
ミカサフミ9文 年内になす事の文:ホのヲシテの形【6】
ミカサフミ9文 年内になす事の文:ホのヲシテの形【6】
2016/05/29
現代語訳 ・(二人は続けた) ・「ウカホギの果実(稲穂)を並べるのが "ホ"の元神 である ・また、 "カ"の元神 は西の空にあるヲアケカミ(1陽の明かりを守る神)である ・8月の中頃(秋分)より3陰を磨ぐ、これは熟小望…
ミカサフミ
ミカサフミ9文
ミカサフミ9文 年内になす事の文:トのヲシテの形【5】
ミカサフミ9文 年内になす事の文:トのヲシテの形【5】
2016/05/29
現代語訳 ・(二人は続けた) ・「形は地の中柱であり、左右に調うのが "ト"の元神 であり、 "ホ" は東北に住む2陰を招く神である ・7月には2陰を陽に和し、秋風がそれ告げる、さればマヲ・マユミの糸を以ってタクハタを為す …
ミカサフミ
ミカサフミ9文
ミカサフミ9文 年内になす事の文:タのヲシテの形【4】
ミカサフミ9文 年内になす事の文:タのヲシテの形【4】
2016/05/29
現代語訳 ・(二人は続けた) ・「3陽を集め収めるのが "タ" の元神であり、 "メ" の元神は西北に住む水の神である ・4月は4陰の4陽を招き、稲苗を青づかせて夏を告げる ・また、中綿を抜いて月末に アオヒカツラノメヲ…
ミカサフミ
ミカサフミ9文
ミカサフミ9文 年内になす事の文:ヒのヲシテの形【3】
ミカサフミ9文 年内になす事の文:ヒのヲシテの形【3】
2016/05/29
現代語訳 ・(二人は続けた) ・「万木を秀でるのが カミカタチ※ である ・ "タ" の元神は東の空に照る3陽を招く神である ・2月中頃(春分)に1陰3陽が来れば、青人草を潤してイトユフをのどかに保つ ・3月が来れば桃の花が咲き、されば女…
ミカサフミ
ミカサフミ9文
ミカサフミ9文 年内になす事の文:ヱのヲシテの形【2】
ミカサフミ9文 年内になす事の文:ヱのヲシテの形【2】
2016/05/29
現代語訳 ・(二人は続けた) ・「形は埴に水を重ねた陽の柱である ・ "ヱ"の元神 が別れる夜は、煎り豆を打ってオニヤラヰを為す ・この際、ヒラギヰワシ(柊鰯)はモノの垣に飾り、ホナカ・ユツリハを以ってシメカザリを作る ・ "…
ミカサフミ
ミカサフミ9文
ミカサフミ9文 年内になす事の文:行事について【1】
ミカサフミ9文 年内になす事の文:行事について【1】
2016/05/29
現代語訳 【年内になす事の文(としうちになすことのあや)】 ・ある日、 ヱオコノカミ(クシヒコ※) と ヲモヒカネ※ がイチヰ(民の生活)を整備した ・このとき、二人は タマキネ(トヨケ※) の成す9つの行事について宣言した ・「 "ヱ" の元…
ミカサフミ
ミカサフミ9文
ミカサフミ8文 埴纏りの文:宮造りの法【2】
ミカサフミ8文 埴纏りの文:宮造りの法【2】
2016/05/29
現代語訳 ・(そのとき、ニニキネはハサラの民に詔した) ・「 ハサラの民(土木の民) よ、正に知るが良い ・まず、ヒキノリ(引き法)は地を平らげ、赤白黄の木綿を中に立てて奉るべし ・まず、真白の木綿を東北に立てよ ・また、赤白の木綿を西南に立てよ …
ニニキネ
ミカサフミ
ミカサフミ8文
ミカサフミ8文 埴纏りの文:建築法と人の住居について【1】
ミカサフミ8文 埴纏りの文:建築法と人の住居について【1】
2016/05/29
現代語訳 【埴纏りの文(はにまつりのあや)】 ・ヤツクリノノリ(屋造の法)は、アマテル神の代に アメノミマコ(ニニキネ※) が定めるように詔した ・ ヲコヌノカミ(クシヒコ※) は頷いて、ニハリノミヤの "ミヤツクリノリ" を定めた ・なお、そ…
ニニキネ
ミカサフミ
ミカサフミ8文
ミカサフミ7文 嘗事の文:ヱトについての総括【10】
ミカサフミ7文 嘗事の文:ヱトについての総括【10】
2016/05/29
現代語訳 ・(トヨケは続けた) ・「かくして "ヱト(ヱタヒメトホカミ)" の "弟(トノカミ)" が先の所以はこうである ・ アメミヲヤ※ は詔して "ヱノカミ(兄)" に冬を守らせ、 "トノカ…
ミカサフミ
ミカサフミ7文
ミカサフミ7文 嘗事の文:ミのヲシテの形(冬と一年について)【9】
ミカサフミ7文 嘗事の文:ミのヲシテの形(冬と一年について)【9】
2016/05/29
現代語訳 ・(トヨケは続けた) ・「埴の下に風の一射が立つのが カミカタチ※ である ・1年はこれで "ヱト" に侍るのがミソノカミ(30神)であり、これが日々に替わって60日を守る ・これをムワノナメコト(六還の嘗事)という(60日が6回…
ミカサフミ
ミカサフミ7文
ミカサフミ7文 嘗事の文:カのヲシテの形(秋から冬へ)【8】
ミカサフミ7文 嘗事の文:カのヲシテの形(秋から冬へ)【8】
2016/05/29
現代語訳 ・(トヨケは続けた) ・「円の中の御柱は"カ"の カミカタチ※ ・"ミ"の嘗(ミ元神の守)は招く陰が強くなり、10月を迎えれば、大陰が陽を退けて時雨を為す ・そして、次第に陰は地中に充ちて、陽を尽くす(陽神の無…
ミカサフミ
ミカサフミ7文
ミカサフミ7文 嘗事の文:ホのヲシテの形(秋の始まりについて)【7】
ミカサフミ7文 嘗事の文:ホのヲシテの形(秋の始まりについて)【7】
2016/05/29
現代語訳 ・(トヨケは続けた) ・「この形は埴に二柱が睦まじく立つ カミカタチ※ である ・"カ"の嘗(カ元神の守)は1陽の光を保つ8月中旬(秋分)となる ・この月は、3陰が磨く月であり、イモノコの豊作を祝う ・9月は、オオトシ(完成…
ミカサフミ
ミカサフミ7文
ミカサフミ7文 嘗事の文:トのヲシテの形(夏の終わりについて)【6】
ミカサフミ7文 嘗事の文:トのヲシテの形(夏の終わりについて)【6】
2016/05/29
現代語訳 ・(トヨケは続けた) ・「この形は天の左右の射の方角の中心に立つ(中心に直立)、これが地を治め平らげる カミカタチ※ である ・"ホ"の神は東北にて嘗(ト元神の守)を引き継いで、地の精霊の招く2陰を守る ・その2陰を以って7月を先行…
ミカサフミ
ミカサフミ7文
ミカサフミ7文 嘗事の文:メのヲシテの形(夏後半について)【5】
ミカサフミ7文 嘗事の文:メのヲシテの形(夏後半について)【5】
2016/05/29
現代語訳 ・(トヨケは続けた) ・「水底に伏す、陰の情けが カミカタチ※ である ・"ト"の嘗(ト元神の守)は、埴・水も潤う ・5月半ばの夏至の頃に陽の光が極まれば、カツメカミは舵を反転して冷を乞い、陰引きを招く ・ 白道※ の1陰を下…
ミカサフミ
ミカサフミ7文
ミカサフミ7文 嘗事の文:タのヲシテの形(夏前半について)【4】
ミカサフミ7文 嘗事の文:タのヲシテの形(夏前半について)【4】
2016/05/29
現代語訳 ・(トヨケは続けた) ・「輪の中に三光(三陽)の足が中心で結ぶ、これが カミカタチ※ である ・"メ"の嘗(メ元神の守)は、大陰(4陰)の水の女神が4月より、大陽(4陽)を招き0陰4陽として夏を告げる ・衣からワタヌキし、月の半ば…
ミカサフミ
ミカサフミ7文
ミカサフミ7文 嘗事の文:ヒのヲシテの形(春について)【3】
ミカサフミ7文 嘗事の文:ヒのヲシテの形(春について)【3】
2016/05/29
現代語訳 ・(トヨケは続けた) ・「餅を左右に置けば、底に噴き立つのがハツヒカセ(春一番)であり、これが カミカタチ※ である ・"タ"の嘗(タ元神の守)は、3陽の天(サキリ)を受け、2月中頃の春分より3陽を陰に和合して1陰3陽と成す ・よ…
ミカサフミ
ミカサフミ7文
ミカサフミ7文 嘗事の文:ヱのヲシテの形(正月の過ごし方)【2】
ミカサフミ7文 嘗事の文:ヱのヲシテの形(正月の過ごし方)【2】
2016/05/29
現代語訳 ・(トヨケは続けた) ・「埴・水の上の柱に立つのが カミカタチ※ (神形)である ・年分け(大晦日=節分)の夜は豆を煎り、穢・鬼を追い払う ・そして、門を開いて柊を据え、シメ(注連縄)を渡して穢れが入るのを塞ぐ ・また、ハヱ・ユツリハ・ウムギ(…
ミカサフミ
ミカサフミ7文
ミカサフミ7文 嘗事の文:嘗言について【1】
ミカサフミ7文 嘗事の文:嘗言について【1】
2016/05/29
現代語訳 【嘗事の文(なめことのあや)】 ・あるとき、ツキスミの シガノミコト が、 ヱトノカミ※ における トヨリノノト※ の所以を問うた ・すると、 トヨケ※ が答えて "ナメコト※(嘗言)" について説明した ・「 "ヱ(兄).…
ミカサフミ
ミカサフミ7文
ミカサフミ6文 タカマ成る文:高天原について【10】
ミカサフミ6文 タカマ成る文:高天原について【10】
2016/05/28
現代語訳 ・(アマテルは続けた) ・「である故に ミナカヌシ と称えられ、天霧(ウツロ・シナト)に乗って地球八方を巡幸し陽陰の道を譲るのである ・そして地の県を統べ治める区画を国と名付け、天の道も地の道も葦の如く立つ ・故に仕事を成し遂げた ヨソコノカミ (49…
ミカサフミ
ミカサフミ6文
ミカサフミ6文 タカマ成る文:季節について【9】
ミカサフミ6文 タカマ成る文:季節について【9】
2016/05/28
現代語訳 ・(アマテルは続けた) ・「 アメノミヲヤ※ に幣を添えれば、春秋の始めの息は管より透明な霧を出す ・"ヱ"の元神に委ねる霧は日を招き、冬至に一陽を戻す ・"ト"の元神は夏至に月の一陰を戻すのが春秋である ・…
ミカサフミ
ミカサフミ6文
ミカサフミ6文 タカマ成る文:トメチについて【8】
ミカサフミ6文 タカマ成る文:トメチについて【8】
2016/05/28
現代語訳 ・(アマテルは続けた) ・「 トメチ※ とはこれである ・まず、女の36歩を1畝という、これは10往と同じである ・また、100往は1町であり、36町で1里となる ・故に、1トメチは38里となる」 <<前 次>…
ミカサフミ
ミカサフミ6文
ミカサフミ6文 タカマ成る文:息(呼吸)について【7】
ミカサフミ6文 タカマ成る文:息(呼吸)について【7】
2016/05/28
現代語訳 ・(アマテルは続けた) ・「 アメノミヲヤ※ のヲヲンタケ(大きさ)は800万トメチあり、身の光 即ちこれはモトモトアケの陽陰の恵みである ・それを届ける柱は目には見えないが、内部の管を介して陽陰の恵みの息を運ぶ ・そして、車の腕木(いわゆるスポーク)…
ミカサフミ
ミカサフミ6文
ミカサフミ6文 タカマ成る文:人体と神の関わりについて【6】
ミカサフミ6文 タカマ成る文:人体と神の関わりについて【6】
2016/05/28
現代語訳 ・(アマテルは続けた) ・「 ミヲヤ の傍には ヤモトカミ が座して守り、 トホカミヱタヒメ の8兄弟は寿(成長・発展)を守る ・ アナレカミ はネコエ(内臓と外殻)を授けて、 ミソフカミ はミメカタチ(外観・容姿)を調える ・シタツモノ(付随する精霊…
ミカサフミ
ミカサフミ6文
ミカサフミ6文 タカマ成る文:宇宙と天体について【5】
ミカサフミ6文 タカマ成る文:宇宙と天体について【5】
2016/05/28
現代語訳 ・(アマテルは続けた) ・「天に現れる日(太陽)の直径は150トメチ、それに比べて月は70トメチに満たない ・また、日の巡りはナカフシ(真中にある境目)の外の赤道を通り、地球から8万トメチで月までの距離を上回る ・また、月が巡る白道は、地球から4万トメ…
ミカサフミ
ミカサフミ6文
ミカサフミ6文 タカマ成る文:天地の神【4】
ミカサフミ6文 タカマ成る文:天地の神【4】
2016/05/28
現代語訳 ・(アマテルは続けた) ・「この ミナカヌシ※ は地球の八方に万の子を生んで果てた ・そして、ヲウミに生まれた兄弟の兄御子(ヱの尊)が上代に継いでヲウミ(中央)を治めた ・弟御子(トの尊)が統べたのがトシタクニである ・今のハラノミヤの名もトシタと…
ミカサフミ
ミカサフミ6文
ミカサフミ6文 タカマ成る文:ミナカヌシの誕生【3】
ミカサフミ6文 タカマ成る文:ミナカヌシの誕生【3】
2016/05/28
現代語訳 ・(アマテルは続けた) ・「天元神は顕現し、 ウツロ (空神)・ シナト (風神)を生んで それに乗って地を巡った ・これで有様(調う様)を成せば、月の水は海として湛えられ、陽に生まれた空は動いて風となった ・また、風が火となれば、地もまた水・埴となっ…
ミカサフミ
ミカサフミ6文
ミカサフミ6文 タカマ成る文:天地開闢【2】
ミカサフミ6文 タカマ成る文:天地開闢【2】
2016/05/28
現代語訳 ・(タカマが成った後) ・諸が集まり(タカマの)故を乞えば、 君(アマテル) は サホヒコ※ (ヤマクイ?)に詔した ・「私が タマキネ※(トヨケ) に聞いた話によれば、天地(陽陰)が未だに成っていない時に アメノミヲヤ※ は息を吹き込んだ ・これにより…
ミカサフミ
ミカサフミ6文
ミカサフミ6文 タカマ成る文:タカマを整備する【1】
ミカサフミ6文 タカマ成る文:タカマを整備する【1】
2016/05/28
現代語訳 【タカマ成る文(たかまなるあや)】 ・ ヤマクイ※ が タカマ (上臣による会議の場)を乞えば、草(腐)を薙ぎ払って九星(天に還って星となった元々明の九尊)を祀った ・このとき、ユキの宮(天神を祀る宮)に アメトコタチ※ を、スキトノ(地祇を祀る宮)に ウ…
ニニキネ
ミカサフミ
ミカサフミ6文
ミカサフミ5文 春宮の文:オシホミミの誕生と五男三女の歌【4】
ミカサフミ5文 春宮の文:オシホミミの誕生と五男三女の歌【4】
2016/05/28
現代語訳 ・この後、君は八民を潤わすために都を国の南に遷そうとした ・故に オモイカネ を召して都を造営させ、成ればイサワに宮を遷した ・君がイサワに遷った後、 ムカツヒメ はフチオカアナのオシホヰ、即ちウブヤの耳にて御子を生んだ ・このオシホミノミコは オシヒト…
セオリツヒメ
ミカサフミ
ミカサフミ5文
ミカサフミ5文 春宮の文:タケミカツチに国絵を描かせる【3】
ミカサフミ5文 春宮の文:タケミカツチに国絵を描かせる【3】
2016/05/28
現代語訳 ・この後、君は ヒワヒコ※(タケミカツチ) を召して「汝、国絵を写すべし」と詔した ・故に ヒワヒコ はヤマトを巡って国絵を描いた <<前 次>> 用語解説 ・ヒワヒコ: ヲバシリの子であり、ムハタレ討伐やカシマ立…
ミカサフミ
ミカサフミ5文
ミカサフミ5文 春宮の文:トヨケ以後の根国の事情【2】
ミカサフミ5文 春宮の文:トヨケ以後の根国の事情【2】
2016/05/28
現代語訳 ・その後、君が御出車に乗って帰ろうとするとき、残される民を憐れんで、自らこの地の政を執ることにした ・そうと決まれば、趣を告げるキギス(伝令)が飛んで ムカツヒメ※ に詔し、タカミ(都)に トヨケ神 が祀られることになった ・そして、北局の モチコ 、 ハ…
セオリツヒメ
ミカサフミ
ミカサフミ5文
ミカサフミ5文 春宮の文:トヨケの神上がり【1】
ミカサフミ5文 春宮の文:トヨケの神上がり【1】
2016/05/28
現代語訳 【春宮の文(はるみやのあや)】 ・これは 君(アマテル) がコヱヤスクニの宮に座している時のことである ・この宮は、その上の ト尊※ が百ハカリ(1千万年)治めたところを起源とする ・ ト尊 が身を洞に治めて神となり、モトアケ(天界)に還れば、 アメミ…
トヨケ
ミカサフミ
ミカサフミ5文
ミカサフミ4文 還十二の后 立つ文:アマテルと十二后【3】
ミカサフミ4文 還十二の后 立つ文:アマテルと十二后【3】
2016/05/28
現代語訳 ・(コヤネは続けた) ・「アマテラスキミ(君主)はコヱノミチに永らえを願い、オオヒヤマ下にトシタミヤを新造した ・宮が悉く成れば天(ヒタカミ)に告げられ、21鈴126枝年サナト(58穂)3月1日に天御子(アマテル)はヒタカミより新宮に遷った ・二尊がヰ…
アマテル
セオリツヒメ
ミカサフミ
ミカサフミ4文
ミカサフミ4文 還十二の后 立つ文:食事と寿命【2】
ミカサフミ4文 還十二の后 立つ文:食事と寿命【2】
2016/05/28
現代語訳 ・(コヤネは続けた) ・「昔、アマカミは桑の根を食べて身の肉を恵み、清めて栄養を巡らせた ・また、イチゴ(果実)を食べて潤えば、経過する世々を楽しむことができ、寿命が尽きれば還るのである ・身(遺骸)はヨモツへ行き、心(魂魄)は陽陰に還って また生まれ…
ミカサフミ
ミカサフミ4文
ミカサフミ4文 還十二の后 立つ文:桑の木と日月の巡り【1】
ミカサフミ4文 還十二の后 立つ文:桑の木と日月の巡り【1】
2016/05/28
現代語訳 【還十二の后 立つ文(こゑそふのきさきたつあや)】 ・御蓋山の縁に集まった百臣は、統べる国の政を直した ・そのとき、 サルタヒコ※ がコヱ(桑・還)のヒノテ(日の出)のいわれと問うと、 コヤネ※ がこれに答えて言った ・「これは昔、 スクナヒコ※ より …
ミカサフミ
ミカサフミ4文
ミカサフミ3文 一女三男の文:尊を柱とする理由(鳥居の由来)【10】
ミカサフミ3文 一女三男の文:尊を柱とする理由(鳥居の由来)【10】
2016/05/28
現代語訳 ・また、 ツワモノヌシ が二尊を柱に比す理由を問えば、 カナサキ が答えて言った ・「タマ(瓊)は経(立て)、ヌキ(貫)は潤す、ホコ(矛)も経(絶て)、故にオヱ(汚穢)を滅ぼす二柱なのである」 ・また、往来する時に通るトリヰ(鳥居)は二尊(の象徴である)とも…
ミカサフミ
ミカサフミ3文
ミカサフミ3文 一女三男の文:二尊の御子の産屋【9】
ミカサフミ3文 一女三男の文:二尊の御子の産屋【9】
2016/05/28
現代語訳 ・(カナサキは続けた) ・「このように、二尊は実心を尽くして1姫3男尊を生み育てた ・これによって君・臣は充実し、その上 民に トノオシエ※(道徳) が教えられた ・また、これでも逆らう者は(サカホコによって)綻ばせた ・なお、二柱(二尊)が御…
ミカサフミ
ミカサフミ3文
ミカサフミ3文 一女三男の文:ソサノヲの誕生【8】
ミカサフミ3文 一女三男の文:ソサノヲの誕生【8】
2016/05/28
現代語訳 ・(カナサキは続けた) ・「また、ソサクニにて生んだ ソサノヲ※ は、常に雄叫び鳴き騒ぎ、国民を挫いた ・故に イサナミ は『(ソサノヲが)世の隈を生すのも、その基は我が汚穢』と民の オヱ・クマ※ を我が身に受けることにした ・そして、民を守るためにク…
ソサノヲ
ミカサフミ
ミカサフミ3文
ミカサフミ3文 一女三男の文:ヒルコがワカヒルメとなる【7】
ミカサフミ3文 一女三男の文:ヒルコがワカヒルメとなる【7】
2016/05/28
現代語訳 ・(カナサキは続けた) ・「なお、以前に オヱ・クマ※ のために捨てられた ヒルコヒメ は、この頃に慈しみに足り至っていた ・よって、天(アマテル)の イロト※ の ワカヒルメ※ となった」 <<前 次>> 用語解…
ヒルコ
ミカサフミ
ミカサフミ3文
ミカサフミ3文 一女三男の文:ツキヨミの誕生【6】
ミカサフミ3文 一女三男の文:ツキヨミの誕生【6】
2016/05/28
現代語訳 ・(カナサキは続けた) ・「また、二尊はツクシに行って生んだ御子を ツキヨミ※ のカミと名付けた ・そして、日に継ぐように育てるために天(ヒタカミ)に送った」 <<前 次>> 用語解説 ・ツキヨミ: イサナギと…
ツキヨミ
ミカサフミ
ミカサフミ3文
ミカサフミ3文 一女三男の文:日の御子(アマテル)の誕生【5】
ミカサフミ3文 一女三男の文:日の御子(アマテル)の誕生【5】
2016/05/28
現代語訳 ・(カナサキは続けた) ・「二尊は、地の アワウタ※ によって治まるハラミノミヤに座し、既に八州の地を生んだ ・そして『どうにかして(地を治める)君(日嗣)を生もう』と言い、 ヒノカミ(アマテル※) を生んだ ・その御子の名を ウホヒルギ※ もしくは…
アマテル
ミカサフミ
ミカサフミ3文
ミカサフミ3文 一女三男の文:国産み・神産み【4】
ミカサフミ3文 一女三男の文:国産み・神産み【4】
2016/05/28
現代語訳 ・(カナサキは続けた) ・「こうして二尊が和合した後、 アワ※ (アワ歌・アワ国)を胞衣(基盤)として国々をなした ・それは、ヤマト秋津州(本州)、淡路島、伊予阿波二名、隠岐三子、筑紫・吉備の子、佐渡・大島であった ・この後、海・川・山の幸はじめ、木…
ミカサフミ
ミカサフミ3文
ミカサフミ3文 一女三男の文:セキレイに倣う嫁ぎ法【3】
ミカサフミ3文 一女三男の文:セキレイに倣う嫁ぎ法【3】
2016/05/28
現代語訳 ・(カナサキは続けた) ・「二尊が現状を天(中央政府)に告げると、(天は)フトマニを以ってこれを占った ・その結果、『五・四の歌 言を結ばず 言挙げも 女は先き立てず』と出た ・故に天は二尊に このように告げた ・『嫁ぎとは、ニワナフリ(セキレ…
ミカサフミ
ミカサフミ3文
ミカサフミ3文 一女三男の文:ヒヨルコの誕生【2】
ミカサフミ3文 一女三男の文:ヒヨルコの誕生【2】
2016/05/28
現代語訳 ・(カナサキは続けた) ・「その後、 二柱(二尊) はウキハシに得たオノコロ(国家)にヤヒロトノ(中心御殿)を造り、そこをナカハシラ(都)とした ・そして、柱を巡って子を儲けようとコトアゲ(事物を現す宣言)し、女は左より、男は右より分かれ回って会う時に声を…
ミカサフミ
ミカサフミ3文
ミカサフミ3文 一女三男の文:ヒルコの誕生【1】
ミカサフミ3文 一女三男の文:ヒルコの誕生【1】
2016/05/28
現代語訳 【一女三男の文(ひめみをのあや)】 ・麓社(ミカサ社)で宣給われた昔話にはこうある ・昔、天地が清くあった頃、タカマで政が議られた後に ツワモノヌシ※ が このように問うた ・「二尊は一姫三男を生んだと言われていますが、殿が五つあるのは何故でしょう」 …
ヒルコ
ミカサフミ
ミカサフミ3文
ミカサフミ2文 酒法の文:酒造の由来【3】
ミカサフミ2文 酒法の文:酒造の由来【3】
2016/05/28
現代語訳 ・(アマテルは続けた) ・「なお、子を調える床酒の法を以って言えば、この酒は上代(トコヨ)の イノクチ の山陰に由来する ・この地を治めていた スクナミの守 が、竹株にて鳥がついばむのを見て造り始めたのが最初である ・故にササケ(笹笥)といい、3月3日…
ソサノヲ
ミカサフミ
ミカサフミ2文
ミカサフミ2文 酒法の文:ウヒチニ・スチヒからイサナギ・イサナミまで(男女尊の時代)【2】
ミカサフミ2文 酒法の文:ウヒチニ・スチヒからイサナギ・イサナミまで(男女尊の時代)【2】
2016/05/28
現代語訳 ・(アマテルは続けた) ・「真榊の植え継ぎが500本に満ちる頃(3000万年)、代嗣の男尊は ウヒチニ※ となり、 スヒチ※ を妻に迎えた ・サイアヒ(男女和合)の基は、ウヒチニが越国のヒナルノ岳の上宮にて木の実を持って生まれたことに由来する ・こ…
トヨケ
ミカサフミ
ミカサフミ2文
ミカサフミ2文 酒法の文:天地開闢からトヨクンヌまで(独り神の時代)【1】
ミカサフミ2文 酒法の文:天地開闢からトヨクンヌまで(独り神の時代)【1】
2016/05/28
現代語訳 【酒法の文(さかのりのあや)】 ・ サホヒコ※ がイサワ宮で聞いた話によれば、 若宮(オシホミミ※) が チチヒメ※ を娶った時に タカギ※ が酒のいわれを問うた ・そこで、 アマテル神 はこのように答えたという ・「古の天・地・泥には際が無かったが、萌…
ミカサフミ
ミカサフミ2文
ミカサフミ1文 起尽四方の文:ムネ、ミナモト、キツ、タラについて【6】
ミカサフミ1文 起尽四方の文:ムネ、ミナモト、キツ、タラについて【6】
2016/05/27
現代語訳 ・ サルタ はさらに "ムネ※" と "ミナモト※" 、また "キツ※" と "タラ※" についても問うた ・すると、 コヤネ は このように答えた ・「万機(国の政)の ムネ(…
ミカサフミ
ミカサフミ1文
ミカサフミ1文 起尽四方の文:東西南北の由来【5】
ミカサフミ1文 起尽四方の文:東西南北の由来【5】
2016/05/27
現代語訳 ・(コヤネは続けた) ・「また、宮の後(奥・裏)を北という、これは夜は後宮で寝る故、北は "ネ" というのである ・これは、もし人が来て対応する時に、会わない方(裏)が北、会う方(表)が南と考えると良い ・また、皆見る南で事を弁…
ミカサフミ
ミカサフミ1文
ミカサフミ1文 起尽四方の文:太陽と食事の関係【4】
ミカサフミ1文 起尽四方の文:太陽と食事の関係【4】
2016/05/27
現代語訳 ・(コヤネは続けた) ・「故に ワカヒメ は聡明で、 カナサキ に東西南北の名の由縁を尋ねた ・翁曰く、日の出づる頭は東、日が猛昇り皆が見るのは南、日の落ちる西は熟沈むところである ・米と水を釜に入れて炊くには火頭を点け、煮え花を皆が見れば やがて煮え…
ミカサフミ
ミカサフミ1文
ミカサフミ1文 起尽四方の文:二尊の御代とヒルコの誕生【3】
ミカサフミ1文 起尽四方の文:二尊の御代とヒルコの誕生【3】
2016/05/27
現代語訳 ・(コヤネは続けた) ・「正に聞くべし、二尊は天のアワウタによって国を生み、地のアワ歌によって音声を調和する(言葉を揃える) ・その後、二尊は一姫を生む時に、昼だったので名を ヒルコヒメ※ と名付けた ・年を越えれば、タラチネ(二尊)の齢は42歳、33…
ヒルコ
ミカサフミ
ミカサフミ1文
ミカサフミ1文 起尽四方の文:東西の由来(人間の起源)【2】
ミカサフミ1文 起尽四方の文:東西の由来(人間の起源)【2】
2016/05/27
現代語訳 ・そこで サルタ※ が道の最初(起源)を問えば、 コヤネ は このように答えた ・「東西(起尽)の名を教えの最初とする由縁は、今 私を生んだタラチネ(両親)の先の御祖も悉くアメノタネだからである ・さらにその上は天地の開けに生まれる神である ミナカヌシ※ …
ミカサフミ
ミカサフミ1文
ミカサフミ1文 起尽四方の文:神の道を開く志【1】
ミカサフミ1文 起尽四方の文:神の道を開く志【1】
2016/05/27
現代語訳 【起尽四方の文(きつよちのあや)】 ・ミカサヤ(春日大社)にて、 アマノコヤネ※ が説いた文( マツリノフミ※ )はタテヌキ(経糸と緯糸)に織られた ・その際、 コヤネ はこのように語った ・「マツリコト(政)とはヨチヒトクサ(四方の民)を治めること…
ミカサフミ
ミカサフミ1文
ミカサフミ序文 クニナツが展ぶ:オオタタネコの署名【4】
ミカサフミ序文 クニナツが展ぶ:オオタタネコの署名【4】
2016/05/27
現代語訳 ・ミカサ文を捧げたことで、 ミワの臣(タタネコ) は道を褒めて このように語った ・「天地も開けば、上下も陰陽も分かれて日も月も生まれた ・されば、 コヨノホシ※ (九曜の星)も、 アメトコタチ※ と ワノソヒカミ※ (地の十一神)も生まれる ・ま…
ミカサフミ
ミカサフミ序文
ミカサフミ序文 クニナツが展ぶ:オオカシマの署名【3】
ミカサフミ序文 クニナツが展ぶ:オオカシマの署名【3】
2016/05/27
現代語訳 ・マキムキノヒシロ(景行天皇)の53年、年ツミヱ(ホツマではツミヱは五十六年)、8月初日 ・ミカサ臣・妹背の神臣の オオカシマ が、齢257歳(ホツマでは247歳)の時に捧げる ハナヲシ※(餞押) <<前 次>> 用語解…
ミカサフミ
ミカサフミ序文
ミカサフミ序文 クニナツが展ぶ:編纂に当たっての留意点【2】
ミカサフミ序文 クニナツが展ぶ:編纂に当たっての留意点【2】
2016/05/27
現代語訳 ・しかし、上代と今の代では言葉が違う、言葉が違えば道も離れて行くであろう ・故に これは諸家の伝え文を、今の "テニハ(助詞・助動詞・接尾語)" に擬えている ・形と技と その味を篤と得なければ、このミチノク(奥義)を行き違うかもしれな…
ミカサフミ
ミカサフミ序文
ミカサフミ序文 クニナツが展ぶ:カグミハタ・ミカサフミ・ホツマツタヱ編纂の契機【1】
ミカサフミ序文 クニナツが展ぶ:カグミハタ・ミカサフミ・ホツマツタヱ編纂の契機【1】
2016/05/27
現代語訳 【クニナツが展ぶ(くになつかのふ)】 ・上の代の トホコノミチ(法と警察力) もやや倒れれば、 ヤマトタケ※ が枯れを治めた ・その後、 ヤマトタケ が神に還ったときの遺文により、 君(景行天皇※) は "ミハタ(カグミハタ※)" を染…
ミカサフミ
ミカサフミ序文
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ホツマツタヱ、ミカサフミの編纂【19】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ホツマツタヱ、ミカサフミの編纂【19】
2016/05/26
現代語訳 ・(景行)54年(上鈴841年) ・君が伊勢から帰って来る頃、ミワの タタネコ※ はミヨノフミ(年代記)を編纂していた ・この文は、上代のホツマチ(秀真道)を以って40文を成したものであった ・これを クニナツ(オオカシマ※) に示せば、クニナツも…
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:景行天皇の国巡り(伊勢の磯宮)【18】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:景行天皇の国巡り(伊勢の磯宮)【18】
2016/05/26
現代語訳 ・(景行)53年(上鈴840年) ・12月、君は伊勢の国のイロト(愛妹)の宮( ヤマトヒメ が隠居した磯宮)に滞在した ・(景行)54年(上鈴841年) ・9月30日、日代の宮(マキムキヒシロミヤ)に帰ることになった <<前 次…
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:景行天皇の国巡り(東方の上総)【17】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:景行天皇の国巡り(東方の上総)【17】
2016/05/26
現代語訳 ・(景行)53年(上鈴840年) ・御船は上総へと向かい、アホノハマに到着した ・そこでミサゴ(カモメ)が餌を食べているのを見て、それを民に問うた ・民は「あれはウムギ(蛤)と言って賤民が食べる貝です、膾(ナマス)にするのも好いです」と答えた …
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:景行天皇の国巡り(東方の相模)【16】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:景行天皇の国巡り(東方の相模)【16】
2016/05/26
現代語訳 ・(景行)53年(上鈴840年) ・君は東方へ向かい、相模にて御饗を成した ・そこで、 サクラネマシ・ホツミテシ が君を拝めば、泣きながらこのように言った ・「 オトタチバナヒメ は亡くなってしまったので、もう会うことはできません」 ・これに…
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:景行天皇の国巡り(尾張の熱田)【15】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:景行天皇の国巡り(尾張の熱田)【15】
2016/05/26
現代語訳 ・(景行)53年(上鈴840年) ・8月、君は「過去を思って煩っていてもきりが無い、 コウス(ヤマトタケ) が平定した国巡りをしよう」と詔した ・そこで、まず伊勢に御幸することになった ・オハリツシマに到れば、 尾張連(オトヨ) が出迎えた ・…
ソサノヲ
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:内宮の交代【14】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:内宮の交代【14】
2016/05/26
現代語訳 ・(景行)52年(上鈴839年) ・5月28日、后(内宮)の イラツヒメ が神となった ・この葬儀のミオクリノリ(神送り法)はアツタノリであった ・ オホタンヤワケ は御食を炊き、チリヒルメシとしてヒラテに盛り、 ヌノオシヒメ に頂かせた ・…
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:代嗣御子と宿禰が決まる【13】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:代嗣御子と宿禰が決まる【13】
2016/05/26
現代語訳 ・(景行)46年(上鈴833年) ・春、ナナクサノミアエで歌ってから数日を経た ・その際、 ワカタリヒコ と タケウチ がウオチ(内裏)に参らなかった ・そのため、これらを召して その理由を問えば、このように答えた ・「エラクヒ(娯楽日)に遊び戯…
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:東国の蝦夷を山陽と四国に送り、佐伯部とする【12】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:東国の蝦夷を山陽と四国に送り、佐伯部とする【12】
2016/05/26
現代語訳 ・ある時、伊勢に添えられた ヱゾ 5人(津軽・陸奥の国造5人)が(神を)敬わなかった ・そのため、 ヤマトヒメ はこれを咎めて 帝(景行天皇) の元に送った ・ 君(景行天皇) はその5人を今度はミモロ(大神神社)に置いたが、来て早々に木を伐って民を妨げた …
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの葬儀【11】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの葬儀【11】
2016/05/26
現代語訳 ・日代(景行)44年(上鈴831年) ・3月11日、黄昏時に神輿が出て能褒野から東へ向かった ・その際に諸司は松明を掲げ、サキカリ(先行者)の20人は榊を持った ・ソエカフト(副代人)はサルタヒコ神のミカホアテ(御顔当)とされた ・カフト(代…
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの遺歌(熱田神宮の創始)【10】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの遺歌(熱田神宮の創始)【10】
2016/05/26
現代語訳 ・その後、 ヤマトタケ は叔母の ヤマトヒメ より賜ったムラクモノツルギを姫の家に置き、伊吹山に向かった 【本文】 ・その帰りの伊勢路で(身体を?)労わって、都を思って歌を歌った 【異文】 ・その帰りの伊勢路で(身体が)痛む時に館を思う歌を歌っ…
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケがミヤズヒメに会いに行く【9】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケがミヤズヒメに会いに行く【9】
2016/05/26
現代語訳 ・ ヤマトタケ は一人残った ミヤズヒメ に会おうと、ハラミより尾張に向かった ・この際、心細くも木曽路の懸梯を凌ぎ上れば、 ミヤズヒメ は寝巻のまま出て ヤマトタケ を迎えた ・そこで姫の裳裾に月穢(月経)の染みを見つけた ヤマトタケ は、これを短歌にし…
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの略歴(妻子)【8】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの略歴(妻子)【8】
2016/05/26
現代語訳 ・その後、 ヤマトタケ は姫を娶った ・まず、 ヒコヰマス の孫の オオタンヤワケ の娘の フタヂイリヒメ を娶った ・この姫が生む御子は、 イナヨリワケ(タケヒコ) 、 タリナカヒコ(カシキネ) 、 ヌノオリヒメ 、 ワカタケ である ・次に キビ…
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの略歴(西征)【7】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの略歴(西征)【7】
2016/05/26
現代語訳 ・ コウス が成人した後、 クマソ が再び背いた ・これに一人で立ち向かった コウス は、乙女の姿に扮装して敵中に入り、肌身に隠した剣で敵の胸を刺した ・すると クマソタケル(トリイシカヤ) が「しばし待て」と止めて コウス に素性を尋ねた ・ コウス…
ホツマツタヱ
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人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの略歴(出生)【6】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの略歴(出生)【6】
2016/05/26
現代語訳 ・この 君(オウス) は、 日代皇(景行天皇) の第二皇子である ・母は イナヒヒメ で、12月15日に餅を搗いてモチハナを成した時に双子を生んだ ・兄は ヲウス で斎名を モチヒト といい、 弟 は コウス(オウス) で斎名を ハナヒコ と名付けられた …
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの白鳥伝説【5】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの白鳥伝説【5】
2016/05/26
現代語訳 ・ キビタケヒコ は都に帰って、 皇(景行天皇) に ヤマトタケ の文を捧げた ・すると、皇は気が抜けて味も感じなくなり、終日嘆いて、このように詔した ・「昔、 クマソ が背いた時も、(ヤマトタケは)まだアゲマキにしてままならないのに平定を成功させた …
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの最期【4】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ヤマトタケの最期【4】
2016/05/26
現代語訳 ・ ヤマトタケ は足の傷を慰めながらイササカに到ったが、痛みが酷くなったので村に入った ・この村は ヤマトタケ の足の痛みが妙に酷くなった場所なので "ミヱムラ" と名付けられた ・その後、ツヱツキサカ(杖衝坂)も越えてノボノ(能褒野)に…
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:尾津の一松【3】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:尾津の一松【3】
2016/05/26
現代語訳 ・その後、 ヤマトタケ は足が傷付いたことを悟った ・そのため、尾張に帰っても ミヤズヒメ の家に入らず、伊勢街道を通ってオヅノヒトマツ(尾津の一松)に到った ・ここは昔、ホツマ下りの御饗の時に解き置いた剣を、松の根元に置き忘れた場所であった ・それが…
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:イフキカミの祟り【2】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:イフキカミの祟り【2】
2016/05/26
現代語訳 ・纒向の日代の暦(景行)41年(上鈴828年) ・その後、 ヤマトタケ は 荒ぶる神(イフキカミ) が荒れているとの話を聞いた ・そこでムラクモノツルギを解き置き、和幣も持たずに 軽んじて神方(伊吹山)に到った ・すると、行き行く道に イフキカミ※…
ホツマツタヱ
ホツマツタヱ40文
人の巻
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ハラの宮の絵を描かせる【1】
ホツマツタヱ40文 アツタ神 世を辞む文:ハラの宮の絵を描かせる【1】
2016/05/26
現代語訳 【アツタ神 世を辞む文】 ・纒向の日代の暦(景行)41年(上鈴828年) ・春、 ヤマトタケ※ の君が木曽路より尾張に到り、 タケトメ の孫の 連※(オトヨ) の家に入った ・このとき、妻の ミヤズヒメ※ が都より送られており、その父(オトヨ)の家で…
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